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本場の味 こだわり食材「ピッツァ」 Da Yuki

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本場の味 こだわり食材「ピッツァ」 Da Yuki

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 【京都うまいものめぐり】

 ふんわりと軟らかく、こんがり焼けた生地の上にはトマトソースと、とろーり溶けるチーズがたっぷり…。そんなピッツァを想像するだけでおなかがぐーっとなってしまいそう。平安神宮や岡崎公園など京都を代表する観光名所群の近くにある「Da Yuki(ダ ユウキ)」は、雰囲気あるれんが造りで薪窯(まきがま)を使ったナポリピッツァの専門店。大きなガラス窓越しには、本場ナポリから運ばれてきた窯が目印だ。

 「京野菜や魚介、肉類といった生鮮食材以外は、ほぼイタリア直輸入です。ピッツァの生地となる小麦粉や塩、ビール酵母もすべてイタリア産。もちろんチーズも。本場ナポリの味そのままですよ」と笑顔で話すオーナーシェフの鎌田友毅さん。

 斬新! チーズ載せないものも

 そんな鎌田さんが夏におすすめ、というのが「太刀魚とプチトマトのマリナーラピッツァ」。マリナーラとはチーズを載せないピッツァのことで、真夏でもあっさり食べられること請け合いだそう。

 「イタリアではチーズを使わないピッツァもメジャーなんです」と鎌田さんは額に汗を流しながら窯に薪をくべる。

 熱気がこもる作業台を冷やしながら、発酵させて丸く膨らんだ生地を丁寧に手早く平たく延ばし、円盤状に成形してトマトソースを塗る。

 プチトマト、レモンとオリーブオイル、ニンニクでマリネした太刀魚をトッピング。大きなピザピールに載せて、手早く窯に投入。窯の温度は約400度。窯の中でピザをくるくる回しながら、まんべんなく焼き上げる。焼き上がりはほぼ1分。生地はこんがりきつね色、トマトソースがジュワジュワと音を立て、香ばしいにおいに食欲が沸き立つ。

 「冷めないうちにどうぞ」とシェフに促され、いただく。チーズなしのピッツァは物足りないのでは、と思いきや、トマトの酸味と太刀魚の味わいがダイレクトに舌に伝わる。生地はふわふわでもちもち。健啖家であれば2枚、3枚と1人で注文する人もいるとか。

 ナポリを連想、海の幸サラダ

 また“海辺の街”ナポリを連想させる「インサラータディマーレ 海の幸のサラダ仕立て」には、タコやイカ、エビ、大きなムール貝にマスの卵(フレンチキャビア)が盛られ、さまざまな食感とさわやかなレモンの酸味が楽しめる。

 夏のシーズンにしか食べられないサマートリュフを皿一面に盛った「フランス産ジロール茸とサルシッチャのインパデッラ、サマートリュフかけ」はぜいたくな逸品。自家製ソーセージのサルシッチャ、甘味の強いジャガイモで知られるインカの目覚めとジロール茸のソテーの味わいの妙。ふんわり優しく香るトリュフに心が躍る。

 「手軽でおなかいっぱい」目指し

 イタリアには街のあちこちにピッツェリアがあり、サンドイッチといった軽食に近い存在という。鎌田さん自身もナポリピッツァの魅力に引き込まれ、現地で修業に励み、2007年に京都で開業した。

 「手軽に食べられておなかいっぱい、そんなお店を目指しています」と鎌田シェフ。そのためイタリア料理の王道といえるパスタはメニューに上らない。ピッツァを中心に前菜、メーンとアラカルトだ。

 平安神宮や岡崎公園に近いこともあり、気候の良い観光シーズンなら、お弁当感覚で外で食べたい人向けに気軽にテークアウトできるのもうれしい。

 いま、店内の窓から望むのは、疎水沿いの桜並木の夏らしい青々した緑。暑い古都で食べるナポリピッツァをお伴にすれば、きりっと冷やしたワインやビールのグラスが進みそうだ。(文:木村郁子/撮影:門井聡/SANKEI EXPRESS

 ■Da Yuki(ダ ユウキ) 京都市左京区岡崎円勝寺町36の3、(電)075・761・6765。ランチは正午から午後3時、ディナーは午後6時から10時30分(LO)。ランチ、ディナーとも予約がベター。月曜定休。持ち帰りピッツァは、マリナーラ(950円)から、箱代50円が別途必要。

 ※価格はすべて税込みです。

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