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「どんぐりポイント」 プロジェクト(下) 国際マラソンとコラボ 地域活性化も

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「どんぐりポイント」 プロジェクト(下) 国際マラソンとコラボ 地域活性化も

更新

回収されたポリ袋を数えるボランティアスタッフたち。どんぐりポイントを付けたことで回収率が10ポイントアップした=2014(平成26年)11月3日、神奈川県(横浜国立大_有志学生記者、内藤秀治撮影)  【Campus新聞】

 今月3日に開かれた「湘南国際マラソン」(2014(平成26)年11月)で、どんぐりポイントを活用した新たな取り組みが行われた。出走者2万1802人という大きなイベントと、どんぐりポイントのコラボレーションを取材した。

 ポリ袋回収率アップ

 多くのマラソン大会で、参加選手に荷物を入れるためのポリ袋が用意されている。湘南国際マラソンでも配布しており、そのポリ袋はリサイクルするため、ブースで回収することになっている。しかし、これまで回収率は30%程度と低く、課題となっていた。そこで、このポリ袋にどんぐりポイントが付けられたのである。回収されたポリ袋のポイントが、選手が走った湘南の美化活動に還元されるという仕組みで、回収率が高まれば、それだけ還元ポイントも増える。そのため、参加選手の回収への意識が高まるという効果が期待できる。

 当日、10人を超える有志ボランティアとともに回収されたポリ袋の枚数を数えところ、8956枚だった。出走者数2万1802人に対し、回収率は41%を達成した。

 回収ブースで、どんぐりポイントについて話を聞いた。

 参加したランナーの一人は「この取り組みは素晴らしいと感じた。他のマラソン大会でも取り入れたら、どんぐりポイントをより広く知ってもらえる機会になるし、エコにもつながるのでは」と話してくれた。

 また、回収のボランティアに参加した学生は「3年前から湘南国際マラソンでゴミの分別回収のボランティアに参加しているが、どんぐりポイントについては今年初めて知った。もっと認知度が高まってほしいと感じた」という。

 ポリ袋を用意した湘南貿易の担当者は「選手には、もっとリサイクルについて知ってほしい。ただ回収するだけではなく、資源がループしていることを伝えたい。どんぐりポイントを付けることで、関心が少しでも高まれば」と、今回の取り組みの意義を語ってくれた。

 個人でできること

 地球温暖化が進行し、異常気象による災害などさまざまな問題が起きているといわれるなか、何か対策を取らなければいけないと考えても、個人では実行できることも限られる。カーボン・オフセットは、そんな私たちでも簡単に地球環境問題の解決に参加することができる手段なのだ。

 カーボン・オフセットの取り組みにはいろいろあるが、どんぐりポイントは、商品を購入すると、自らの地域の社会貢献活動に寄付される。つまり、地域内でポイントが循環する。地球環境問題の解決への参加と同時に、地域の活性化にも貢献できるというユニークな試みなのである。

 商品を購入することで、自分たちが暮らす地域で行われているさまざまな活動を知り、さらにその活動に参加するきっかけにもなる。

 環境に優しいだけでなく、地域への愛着を高める効果を併せ持っていることが、どんぐりポイントの魅力なのだ。(今週のリポーター:横浜国立大 有志学生記者 内藤秀治/SANKEI EXPRESS

 【編集後記】

 私自身も、今年になってどんぐりポイントのことを初めて知った。そして、現在はインターンシップで、その運用に関わっている。活動を通じ、もっと多くの人にどんぐりポイントについて知ってもらいと考えるようになった。そして、もっと多くの事業者にどんぐりポイントプロジェクトに参加してほしいと思っている。

 地球温暖化への取り組みが待ったなしといわれるなか、一般の市民を巻き込んだ官民や地域が一体となった魅力的な取り組みがさらに広がれば、地域にとっても環境にとっても理想的な未来へ向かって進むのではないか、と考えている。(横浜国立大 有志学生記者 内藤秀治)

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