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就活イベント「Premium Session」開催(上) 内定者、学生と企業の懸け橋に
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イベント当日、臨機応変に対応する運営学生メンバーたち=2014(平成26)年3月8日、東京都千代田区・日比谷公会堂(5大学合同_有志学生記者撮影)
就職活動を始めた学生たちと企業を、すでに就職の内定を得た学生を通じてつなげようというイベント「Premium Session(プレミアム セッション)」が3月に開かれた。内定を得た学生が、就職する企業の魅力を、就活生にプレゼンテーションでPRするという試み。「内定を得ることが就活の目標になってしまっているのではないか」。そんな疑問に答えようと、イベントは企画された。運営に関わった5大学6人の学生記者がリポートする。
□今週のリポーター:5大学合同 有志学生記者
2014(平成26)年3月8日。日比谷公会堂で企業と学生をつなぐイベント「Premium Session」が開かれた。
参加企業の内定者が、会場の就活生に対し、自社のプレゼンテーションを行う「内定者グランプリ」のほか、企業経営者の講演や参加学生と内定者、企業経営者との交流会などが行われた。
内定者グランプリは、参加企業にとって自社の内定者にスキルアップの機会を与えることができるというメリットがある。一方、参加学生には、先輩のプレゼンを見て、「1年後には自分もあんな大人になりたい」と感じてもらいたいという趣旨がある。
さらに、学生がイベントの運営に参加して、ノウハウを学びながら、一つのイベントを作り上げる経験を積むことも目的としている。
イベント開催の3カ月前、就職活動サイトの運営学生の募集広告を見た、自らも就活中の3年生約20人が集まった。ほとんどが初対面で、名前も顔も性格も知らない学生たちが集まり、短期間でイベントの企画・運営に携わるのである。
広報チーム、企画チーム、会計チームに分かれ、各チームが週1回のミーティングを実施。さらに全体ミーティングでイベントの内容の提案や各チームの進捗(しんちょく)状況の共有などを図り、より良いイベントにするための議論を重ねた。
しかし、議論を進めるなかで、目指すベクトルがずれてしまい、「企業と学生の懸け橋になる」というイベントの趣旨・目的を見失ってしまった。学生の運営メンバーが参加したのは、イベントの大枠が決まった後であり、最初から目的を共有できなかったことが原因だと考えられる。
何事も行動する前に目的を持ち、共有することが重要であるのに、今回はそれができなかったのだ。まず目的がなければどう行動するのか方向が定まらない。さらに、自分たちの就活との掛け持ちやメンバーの人数不足も負担となった。
こうした要因が連鎖し、イベントは当初1000人の学生の参加を目標にしていたにもかかわらず、それを大幅に下回る約300人の参加という結果に終わった。
まず目的を定め、ゴールを明確にすれば、成功への流れがつくりやすくなる。逆に、目的を持たなければ方向性が定まらず、計画を達成することも難しくなる。
運営メンバーとして参加し、一つのイベントを成功させることの難しさを痛烈に実感することとなった。(今週のリポーター:5大学合同 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)
大妻女子大学4年 宇佐美智子、東洋大学4年 中村友香梨、白百合女子大学4年 松岡まり奈、白百合女子大学4年 守本眞理、大正大学4年 吉田千紗、法政大学4年 渡辺美保