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イタリア発、ドイツ発 おしゃれなクリスマス マリオ・ビオンディ、リザ・ヴァーラント
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イタリア生まれのソウルシンガー、マリオ・ビオンディ(提供写真) 12月といえばクリスマス。子供だけでなく、大人だってなんとなくそわそわする季節だ。ホームパーティーの準備を考えている人も多いだろう。お酒や料理、プレゼントなどはもちろんだが、せっかくだからBGMにだってこだわりたい。ありきたりのクリスマスソングだと物足りないという方のために、今回はヨーロッパから届いたハイセンスなクリスマスアルバムを紹介しよう。
まずは、イタリアの伊達男マリオ・ビオンディの「マリオ・クリスマス」。彼のことは以前も紹介したが、ジャズやソウルに影響を受けたおしゃれなサウンドと、ダンディーでジェントリーなボーカルが魅力。それだけに、クリスマスの華やかな雰囲気にはぴったり合う。本作では、いわゆる定番的な楽曲カバーが多い。しかし、エレガントでゴージャスなアレンジが施されているのでとても新鮮に感じる。とくに、ジャジーに生まれ変わったワム!の「ラスト・クリスマス」や、グルービーなソウルに仕上げたクリス・レアの「ドライヴィング・フォー・クリスマス」、そしてオリジネイターのアース・ウィンド・アンド・ファイアー(EW&F)と共演した「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」などが流れてくれば、パーティーがいっそう盛り上がること間違いなし。会話も楽しく弾むことだろう。
一方、もう少ししっとりとしたパーティーであれば、リザ・ヴァーラントの「ホーム・フォー・クリスマス」をおすすめしたい。ドイツのジャズシンガーであるリザは、1996年にデビューして以来、クールなボーカルスタイルで人気を集めてきた。ピアニストのウォルター・ラングを中心とした音作りは、クリスマスらしく華やかにするというよりは、そぎ落としたアコースティックなサウンドで、粋なアレンジに仕上がっている。セレクトされている楽曲も、スタンダードだけでなく通好みなものが多い。ジョニ・ミッチェルの「リヴァー」やケイト・ブッシュの「ホーム・フォー・クリスマス」などを独自のフィーリングで歌い上げているところは、うるさ型の音楽ファンも新鮮に楽しめるはずだ。心を穏やかにさせてくれるリザの歌声は、会話も落ち着いてきた夜更けにでも流れてくると、思わず耳を傾けてしまうに違いない。(音楽&旅ライター 栗本斉(ひとし)/SANKEI EXPRESS)