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第2回パールデザインコンテスト(下) 作品引き立てるモデルと演出
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準グランプリに選ばれた佐藤美和さんの作品=2014(平成26)年11月8日、東京都中央区日本橋(桜美林大学_有志学生記者、中島菜緒撮影)
(2014(平成26)年)11月8日、東京都中央区の日本橋三井ホールで、「第2回パールデザインコンテスト」の最終審査がファッションショー形式で行われた。
一般にも公開され、会場には多くの人が集まり、1次審査を通過した学生たちには緊張の色が見えた。モデルが歩くランウェーが会場の中央に設けられ、照明に浮かび上がる。ランウェーの両側にある白い壁をスクリーンにし、応募作品のデザイン画を投影。それを実際に身にまとったモデルが歩いてくる。
モデルは、その装いのイメージに合わせ、ウオーキングやメーク、表情、手先の動きにまで気を使っているのが伝わってくる。それぞれの作品がモデルの雰囲気にマッチしている。
モデルが歩くのに合わせて、司会者が、デザインの特徴や狙い、デザインに込めた応募者の思いなどを紹介。それを聞いて、改めて見ると、作品がよりすてきに見えた。
部門ごとに曲や照明が変わり、そのイメージに合わせた演出が行われ、作品を一層引き立てていた。
ショーが終わり、最終審査が行われている間に、審査員の一人であるドン小西さんのトークライブも行われた。
ドン小西さんは、和装ジュエリー部門について、「アクセサリーならイヤリングやネックレスがあっても良かったね」と話した。和装ジュエリー部門の作品は、帯留めや髪飾りといった和装ジュエリーのイメージ通りのものが多く、既成概念をもっと打ち破れというドン小西さんの激励に聞こえた。
そして、最後に「真珠の大きさをもっと生かしたデザインがあっても良かった。来年に期待」と、参加者にメッセージを送った。
大きな真珠は重さもあり、思った通りに作るのは難しいかもしれないが、ドン小西さんの言ったような作品ができれば、どれほど魅力的だろう。
≪グランプリの高瀬真弥さんに聞く≫
グランプリに輝いた文化服装学院2年、高瀬真弥さん(24)にインタビューした。
――パールを扱って感じたことは
「今まで本物のパールを洋服に使うことはありませんでした。パールの輝きは、とても優しいので、その輝きを消さず、引き立てるような服にするにはどうすればいいのかが最大の悩みでした。特に、服の素材には悩みました。選んだのは、ブラックフォーマル用の生地。すごく真っ黒な生地を使うことによって、パールの輝きを引き立てるようにしました。あんまりたくさんの色を使うとパールが目立たないと思ったのと、パールにも何色か色のあるパールがあるので、それ以外は色はない感じにしようと考えました」
――デザインの発想は
「コンテストのデザインを初めて書こうとしたときに、たまたま雨上がりで、クモの巣にたくさん水滴がついていて、それがすごくきれいだった。そこでパールを水滴に見立てて、『これでいこう』とひらめいたんです」
――本物の真珠は重さもあるが、苦労した点は
「たくさん洋服にくっつけたので、重みが心配でした。クモの巣の弧を描くデザインがつぶれないように、形が気になる部分には、軽いコットンパールを使い、バランスを取りました」
――洋服のデザインで気をつけた点は
「服自体はスリムでシンプルな形にして、『パールデザイン』にこだわりました。他の派手な輝きで、パールの輝きを消してしまうようなことはしたくなかった。だからといってパールだけを使うとすごくボヤっとしちゃうので、パールとパールの間にランダムにあまり目立たないようないろんな種類の黒い小さなビーズを付けることによって、メリハリを付けました」(今週のリポーター 桜美林大学 有志学生記者 中島菜緒/SANKEI EXPRESS)
グランプリ 高瀬真弥(文化服装学院、洋装部門)
準グランプリ 佐藤美和(文化学園大学、コーディネート部門)
デザイン画最優秀賞 山口綾子(文化学園大学)
≪部門賞≫
洋装部門 佐藤空人(文化学園大学)
ジュエリー部門 劉知涵(中国国立東北師範大学)
コーディネート部門 木村有希(文化服装学院)
和装ジュエリー部門 宮崎ひさみ(文化学園大学)