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お節はもちろん、旬のカニでもOK「エト・カルタ」 青木冨美子
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2015年の干支『金ひつじラベル2013』(手前)と『銀ひつじラベル2013』(奥中央)=2014年12月15日(青木冨美子さん撮影)
ワインに親しんでいただくためのヒントや、クリスマス&お正月に楽しめるワインと料理について書いたwebマガジンが19日にアップします。P&Gのサイト「Myレシピ.com」“オトナスクエア”での話ですが、今回、そのワインと料理の相性チェックをしていて、とても面白い体験をしました。
赤ワインとカニの組み合わせです。ポルトガル産の『エト・カルタ』は、1842年創業の歴史あるポートメーカー『ニーポート』のワインで、エト(干支)とポルトガル語のカルタを合体させたネーミングはとてもおちゃめ。ユニークな十二支のキャラクターも魅力です。毎年12月中旬には特別仕様の『金ラベル(赤)』=
ポートワイン用の主要ぶどう品種トウリガナショナルやティンタロリスの土っぽさはゴボウやレンコンなどの根菜に良く合いますし、おだしやしょうゆを使った料理とも相性が良いので、数の子だけは別ですが、お節には難なく合わせられます。
旬のタラバガニやズワイガニと合わせたときの印象は、生臭さが出ることなく、ポン酢でも、そのまま食しても、カニの素材、うまみが満喫できました。シャンパンやシャブリと合う甲殻類ですが、「赤ワインでなければ!」という方にはエト・カルタをおすすめします。
今年の“ワインのこころ”はこれで完結です。来年もホットな話題を発信してまいりますので、引き続き、よろしくお願いします。皆さまにとりまして2015年が良いお年でありますように!(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS)