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【中塚翠涛 ココロのかたち】さまざまな「顔」に会って思う 「日日是好日」を願って
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「日日是好日」を願って(書家、中塚翠涛さん提供)。www.suitou-nakatsuka.jp ≪ひとりではない、誰かとつながって生きている≫
あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え、皆さまいかがお過ごしですか?
私は、今月9日から東京・銀座のベビー、子供服店「familiar(ファミリア)」で開催させていただく個展「Expression~ことばのカタチ~」の準備に追われていました。
作品制作だけではなく、展示スペース全体のプロデュースをさせていただいたこともあり、打ち合わせや調整で思いのほか時間がかかりました。ありがたいことに、今回も素晴らしいスタッフの皆さまに支えていただき、表現したいことを形にすることができそうです!
ある一つの山を越えた瞬間、たどり着くゴールのようなものが見えたときから、晴れ晴れとすべてに向き合えるようになりました。壁に当たらなければ、見えない世界があると感じます。
さて、SANKEI EXPRESSの読者の皆さまには、個展の中から、象徴的な作品を3点選び、一足先にお見せしたいと思います。
昨年5月号の「ココロのかたち」でご紹介した「日日是好日」を覚えていらっしゃいますか?
同じような毎日でも、自分がどう考えるか、過ごすかですてきな1日になる、ということを書かせていただきました。
今回の作品では、「日日是好日」という漢字を使って、さまざまな「顔」を表現しました。人の表情は日々変わっていきます。すてきな1日を楽しみに、あたたかい「顔」が生まれることを願って制作しました。
赤ちゃん、紳士、女のひと…どんな風に見えますか? 人の表情が変わるように、文字も一瞬の線で表現が変わります。お楽しみいただければ幸いです。
お正月は、家族が集まるいい機会ですね。なかなか会えないおじいちゃんやおばあちゃん、親類のおじさん、隣のおばさま…。久しぶりに沢山の家族や友人、知人に会うと、(普段どんなに離れていても)自分はひとりではない、誰かとつながって生きている、生かされているのだと感じます。
数年前までは、会話も照れくさく、おっくうにすら感じていたのに、今はいとおしく、大切に思える人々です。
今日は3日。これから帰省される方も多いでしょうし、新年会続きという方もいらっしゃると思います。
始まったばかりの2015年。今年はどんな「人」と出会い、どんな年になるのでしょう。雨風に負けず、不運にめげず、けんかしても、泣いても、自分次第で「好日」にしたいものです。
皆さまにとって笑顔いっぱいの素晴らしい年になりますように!
≪「重箱」の華やか演出力≫
お正月はつい食べ過ぎてしまうんですよね。
お正月の食卓が、普段とは違って少し華やかになるのは、さまざまな種類、彩りのおせちが一つに詰まった「重箱」の存在が大きいです。
数年前から、いくつかのお料理やさんの重箱のデザインに携わらせていただいています。毎年、テーマを変え、おせちだけでなくその後も使っていただけるデザインを考えています。
伊達巻き、黒豆、栗きんとんなど、それぞれに縁起が込められているので、その意味を考えながら作るのも楽しいですね!
来年は重箱だけでなくおせち作りにも挑戦したいです♪ (書家 中塚翠涛(すいとう)/SANKEI EXPRESS)
<期間>1月9日(金)~2月4日(水)。<会場>東京都中央区銀座8の8の8 銀座888ビル ファミリア銀座本店1F イベントスペース「CUBiE」。<問い合わせ>株式会社ファミリア お客様相談室、(電)0120・078・345