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私の母のすべての要素ベースにヒロイン作り 映画「女神は二度微笑む」 スジョイ・ゴーシュ監督に聞く
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【かざすンAR(視聴無料)】映画「女神は二度微笑む」(スジョイ・ゴーシュ監督)。2月21日公開(メゾン提供) インド版アカデミー賞「フィルムフェア賞」で主演女優賞など主要5部門に輝いた本格サスペンス「女神は二度微笑む」は、妊婦が主人公という毛色の違う作品だ。SANKEI EXPRESSのメール取材に応じたインドのスジョイ・ゴーシュ監督(48)は、家族に対する母の深い愛情を描きたかったと指摘したうえで、「私の母のすべての要素をベースにヒロインを作りました。私の母も無条件で家族に愛を注ぎ、全力で守り、どんなこともしてくれましたからね」と明かした。
1カ月前、インドのカルカッタで仕事中に謎の失踪を遂げた夫を捜し出そうと、身重のエンジニア、ヴィディヤ(ヴィディヤー・バーラン)はロンドンから単身現地へ飛んだ。地元警察官、ラナ(パラムブラト・チャテルジー)の協力を得て独自に夫捜しを始めたが、手がかりとなりそうな勤務先のデータがすべて抹消されており…。
大勢の出演者が歌って踊る、いわゆるボリウッド作品ではない。「観客たちにヒロインの旅や夫の捜索を一緒に体感してもらいたかったんです。だから私は、少々ドキュメンタリー的な感じを加えながら作っていきました」。ゴーシュ監督はとっておきの自作に対する思い入れを説明した。
喧噪(けんそう)の街、カルカッタを舞台に選んだのは、「生まれ育った故郷、カルカッタそのものを登場人物の一つにしたかったから」。主演のヴィディヤー・バーラン(37)は2013年のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門の審査員を務めたインドを代表する実力派女優だ。21日から東京・ユーロスペースほかで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)
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