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登場人物の一人 「音楽」に敬意を込めて 映画「君が生きた証」 ウィリアム・H・メイシー初監督作品

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登場人物の一人 「音楽」に敬意を込めて 映画「君が生きた証」 ウィリアム・H・メイシー初監督作品

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ウィリアム・H・メイシー監督(中央、ファントム・フィルム提供)  やり手の広告マン、サム(ビリー・クラダップ)は、大学生の一人息子、ジョシュを銃乱射事件で失った後、会社を辞め、ヨット上ですさんだ生活を送っていた。ある日、別れた妻(フェリシティ・ハフマン)から、音楽好きだったジョシュが残した大量の歌の歌詞とデモテープを受け取り…。

 米クライム・サスペンス「ファーゴ」などで知られるウィリアム・H・メイシー(64)の初監督作。抜け殻のようになってしまったサムが、場末のライブバーで息子の遺作を歌い継ぎながら、息子が生きた証しを確認し、サム自身もまた新たな生きがいを見いだす姿が優しく描かれている。

 SANKEI EXPRESSのメール取材に応じたメイシーは、主要な登場人物の一人に敬意を込めて「音楽」を挙げ、「いい音楽なしに作品は成立しない」との認識で映画作りに臨んだことを強調した。「インディーズシーンに詳しいリズ・ギャラチャーをアドバイザーとして雇い、素敵な楽曲と歌詞を作ってくれるアーティストを探してもらいました」

 脚本とともにギャラチャーに託した要望メモには「一回聴いただけで心に残る。皮肉やおかしみはあってもいいが、寂しくなる内容はだめ。歌詞は映画のプロットと関係ない内容に」と書き添えた。3つめの要望の意図は、ジョシュの考えが作品を通して初めて分かるようにするための演出だ。

 集まった作品はどれも満足のいくものばかり。「歌詞は軽めでユーモアがありますが、どこか憂いが感じられて、それがまたジョシュを象徴していていいなと思いました」。公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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