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正直、人に教えるのは苦手 映画「サムライフ」 三浦貴大さんインタビュー

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正直、人に教えるのは苦手 映画「サムライフ」 三浦貴大さんインタビュー

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「高校に行き直せるとしたら、例えば写真とか専門的なことを早くから学べる学校がいいですね」と語る三浦貴大(たかひろ)さん=2015年1月29日、東京都渋谷区(高橋天地撮影)  面白いと思ったら、すぐに飛びついてしまうたちで、仕事でもその流儀は変わらない。最近では「『この役の人物は何を考えているのだろう』『自分だったらどうするだろう』と考えているときの方が、芝居しているときよりも面白い」と感じるようになった。

 そんな三浦貴大(たかひろ、29)が食指を動かしたのは、ある大志を抱いた27歳の元高校教師。自分の生き方を自分で決める手助けをする学校づくりに仲間たちと奮闘する青春物語「サムライフ」(森谷雄監督)の主人公だ。

 本作は長野県上田市にあるNPO法人「侍学園スクオーラ・今人」の設立者、長岡秀貴の同名の自伝をベースとした実話だ。

 本人と対面し役作り

 高校教師になったナガオカ(三浦)は自分の生き方を自分で決められない学校のあり方に疑問を持ち、周囲の反対を押し切ってわずか5年で教師を辞職し、理想の学校作りに乗り出した。職場で自分らしさを発揮できずに悩んだり、大学受験に失敗した4人の元教え子たち(松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介)の協力を得て資金集めに奔走し…。

 役作りで三浦はモデルとなった長岡に会い、どんな人物なのかを皮膚感覚で残そうとした。「人を集めようとしたわけではないのに、なぜか人が自分のもとへ集まってくる。長岡さんが発する雰囲気からそれは分かりました」。また、長岡との話から、夢をかなえるには、もちろん夢が独り善がりなものであってはならないし、同志が必要なのだとも痛切に感じた。

 同志と聞いて頭に浮かぶのは、学生時代の友達だという。「友達がやりたいことを頑張っているのをみると、自然と『自分も頑張ろう』という気持ちになり、やる気がわいてくるんです。変な奴がいればいたで、彼の生き方は面白いと思うし、勉強にもなる。僕は役者をやっているので『こういうときはこういう展開になるんだ』と参考になるんですよ」

 生き方に従った結果

 作中にはそれぞれ悩みを抱えたハイティーンの若者が登場するが、三浦自身はその時期にどんなことを考えていたのだろう。「何も考えていなかった気がします。『体育の先生になりたい』と思って体育大学に行きましたが、それ以外は特にありません」。そのときに一番面白いことに飛びつくという生き方に従った結果、俳優という職業にたどりついたというのが実感だ。

 このところ教師役が続いているが、三浦は「正直に言えば、教師役に向いてないですね。人に教えるのは苦手ですし、生徒より突出して優れた何かを持ち合わせていないからです。仮に高校の先生になったとしたら、友達ぐらいの関係性になるのは得意かな」と語り、苦笑いを浮かべた。2月28日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。(高橋天地(たかくに)、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■みうら・たかひろ 1985年11月10日、東京都生まれ。2010年、映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」でデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に12年「わが母の記」「あなたへ」、13年「キッズリターン 再会の時」「許されざる者」「永遠の0」、14年「繕い裁つ人」など。父は俳優の三浦友和、母は元歌手の山口百恵。

 ※映画紹介写真にアプリ【かざすンAR】をインストールしたスマホをかざすと、関連する動画を視聴できます(本日の内容は6日間有効です<2015年3月4日まで>)。アプリは「App Store」「Google Playストア」からダウンロードできます(無料)。サポートサイトはhttp://sankei.jp/cl/KazasunAR

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