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【大相撲】白鵬6連覇 舌禍関係なし 2分超 耐えて日馬退ける
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日馬富士(右)を寄り切りで破り、34度目の優勝を決めた白鵬=2015年3月22日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアム(共同) 大相撲春場所は22日、大阪市ボディメーカーコロシアムで千秋楽を迎え、白鵬は日馬富士との横綱対決を寄り切りで制し、1敗を守り抜いて2度目の6連覇を達成し、自身の最多優勝記録を34度に塗り替えた。1差で白鵬を追った新関脇照ノ富士は大関豪栄道を小手投げで破って13勝目を挙げ、初の殊勲賞と2度目の敢闘賞に輝いた。
「今場所は満足できる相撲が多かった。それを信じてやった」。1月の初場所での稀勢の里戦をめぐり審判部を批判した舌禍以来、報道陣に口を閉ざしてきた白鵬。今場所の15日間で発した言葉は土俵下での優勝インタビューだけだった。
それでも、舌禍の影響を土俵上で見せることはなかった。史上最多優勝記録が懸かった初場所は重圧から際どい場面が見られたが、今場所は組んでよし、離れてよしの万能相撲。13日目に照ノ富士に完敗した以外は危なげなく、「1つ、2つ上にいったような相撲内容だった。いろいろなものにとらわれず、自由にやっている気がする」と、胸を張った。
勝てば賜杯。負ければ優勝決定戦となる千秋楽結びの横綱対決も、2分を超える大相撲を耐え抜いた。日馬富士に先に上手を引かれたが、寄りを何度もこらえ、上手をつかんだ。胸を合わせれば怖いところがない。満を持した寄りで決着をつけた。
14日目の因縁の稀勢の里戦は、右変化の注文相撲で瞬殺。受けて立つ横綱の格調にこだわることなく、目先の白星を求めた。
2001年以来14年ぶりの15日間満員御礼を記録した館内のファンには「いろいろ騒がせましたけど…」と言って、かなりの間を空け、「まあ頑張ります」と釈明した。
≪照ノ富士13勝 大関へ「死ぬ気で」≫
照ノ富士は結びの一番が映る支度部屋のテレビを凝視した。白鵬が勝ち、優勝決定戦は実現せず。「あと一番チャンスがあれば頑張ってみようかと思ってました」と、サッパリとした表情で話した。
賜杯こそ抱けなかったが、新三役の23歳は鮮烈な印象を残し、最後まで場所を盛り上げた。千秋楽は豪栄道をかんぬきで抱え込み、豪快な左小手投げ。第一人者の白鵬に正攻法で勝ったことも評価され、殊勲、敢闘の両賞を手にした。
自身が今年の目標に挙げた大関取りの起点となる13勝。粗削りの取り口が目立つだけに、北の湖理事長(元横綱)は「しっかりした形をつくる必要がある」と注文をつけた。
同じモンゴル出身のライバル逸ノ城は、14日目に2場所連続の水入りとなる、3分53秒の熱戦でねじ伏せた。照ノ富士は「目の前にある大関昇進をつかみたい。死ぬ気で頑張る」と決意を語った。(SANKEI EXPRESS)