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挫折乗り越えつかんだメジャー ザ・チャレンジ

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挫折乗り越えつかんだメジャー ザ・チャレンジ

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5人組のバンド、ザ・チャレンジ(提供写真)  個性的なバンド、ザ・チャレンジが4月22日にメジャーデビュー作「スター誕生」をリリースした。2人のギターボーカルがサビのメロディーを歌い、センターの沢田チャレンジがラップ調の歌を歌うユニークな歌唱スタイルで、メンバーそれぞれが「○○チャレンジ」という名前を持ち、個別にテーマカラーがあり、常にサングラスをしていたりと、ロックバンドシーンの中では異色な存在だ。ライブをやれば楽曲によってさまざまな振り付けがあって、お客さんも一緒になって体を動かす。沢田のウイットに富んだMCも手伝って音楽シーンで話題となっている。デビューにあたり沢田チャレンジに話を聞いた。

 面白いもの取り入れ

 「以前やっていたバンドの活動を終えた後、どうしても好きなことを諦めたくなくて、4年前にこのバンドを組みました」と沢田は振り返る。

 ユニークな要素はどこから着想を得たのかと聞くと、「ロックバンドのフォーマットにとどまらず、僕が世の中で面白いと思ったこと、アイドル、ファッション、ビジネスなど、他のジャンルや業界ではやっているものも取り入れています」と話した。楽曲については「インディーズのバンドはまずライブで楽曲を知ってもらうことが多いので、1回聴いただけで耳に残るインパクトのある曲、メロディー、歌詞、タイトルになるように考えています」と語る。

 バンドにユニークな要素を盛り込む理由は、一度音楽から離れそうになり挫折した経験から、やるなら悔いなくやりきると心に誓ったからであるが、ライブを見に来たお客さんを大事にするという理由もある。

 「『戦略的』と音楽業界の人は言うのですが、お客さんにとってはそういう部分は関係ないんですよね。みんな結局のところ、エモーショナルな部分に引かれて、バンドやロックって、最高だ!って思ってくれます。ロックな熱い部分は隠しても出てしまっていると思います。今は考えて取り組んでいる部分とうまくバランスが取れています」

 今後について沢田は「今までの活動範囲がライブハウス中心で限られた範囲でしたが、これからは電波やメディアを通して、普段ロックを聴かない人たちにザ・チャレンジというロックバンドの楽しさを届けられることにわくわくしています」と語る。

 プロデューサー気質の異色のロックバンドが今年は音楽シーンをにぎわしてくれるだろう。(音楽評論家 藤田琢己/SANKEI EXPRESS

 ■ザ・チャレンジ 2010年に、沢田チャレンジがツイッターで「バンドやりてえなー」とつぶやいたことをきっかけに結成された。初めてでも楽しめるライブの評判が口コミで広がり、13年9月に初の全国流通盤「はじめてのチャレンジ」をリリース。オリコンインディーズチャート初登場5位を記録。大型フェスにも参加を果たし、ワンマンライブも成功させた。

 ■ふじた・たくみ 1976年、東京都生まれ。ラジオ、テレビの音楽番組を中心に活動する傍ら、年間150本ほどライブに通う。現場主義の視点で音楽を紹介し続けている。

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