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【大相撲】遠藤、強行出場の意向 夏場所へ申し合い
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幕下力士と相撲をとる遠藤(中央)=2015年5月5日午前、埼玉県草加市の追手風部屋(藤原翔撮影) 大相撲春場所の左膝重傷で夏場所(10日初日・両国国技館)への出場が懸念されていた西前頭9枚目の遠藤(24)=本名・遠藤聖大(しょうた)、石川県出身、追手風部屋(おいてかぜべや)=は5日、朝稽古後に「どんどん良くなると、いいふうに考えて、今は出る方向でいる」と話し、夏場所に出場する意向を示した。
この日、負傷後初めて稽古で相撲を取り、幕下力士と12番の申し合いをこなした。前に出る取り口が多く「良くも悪くもないけど、思ったより動けた。無理なら無理と自分で思う」と説明した。
遠藤は春場所5日目の松鳳山(しょうほうざん)戦で前十字靱帯(じんたい)の部分断裂や半月板損傷のけがを負い、全治2カ月と診断された。手術はせず、四股などを中心に調整していた。
24歳とまだ若く、休場して十両に転落しても万全になれば十分に幕内復帰は可能。無理をしなくていい状況での強行出場だ。
5日の幕下力士との申し合いでは持ち味の低い姿勢からの突き、押しもあり、動き自体は問題なさそうに見える。「けがをする前に比べると違和感とかはある。それも慣れ」と前向きに話した。
ただ、本場所の幕内力士との対戦は全く別物だ。この日の稽古でも左膝に体重が乗る場面はなく、とっさの反応に疑問が残る。下半身の柔らかさは武器。生命線に不安を抱えたまま、ぶっつけ本番で悪化させれば今後に響きかねない。
負けず嫌いで有名な遠藤は「諦めるのではなく、出るつもりでやって今がある。気を引き締めてやりたい」と意気込んだ。番付上は4勝が幕内残留のめど。初の大銀杏姿が見込まれる夏場所は相撲人生の分岐点となる。(SANKEI EXPRESS)