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科学
【TVスクエア】動物も植物も ひと味違う「アマゾン」 毎週日曜、無料で体験できる1カ月
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「怪物魚」をつかむジェレミー・ウェイド。(C)2015_Discovery_Communications,LLC. 一日中ほとんど動くことなく、一生の間にほんの数本の木を移動するだけのナマケモノ。高い木の上での暮らしに特化し、ほとんど地上に降りることがなくなったアカホエザル。互いの毛を絡ませて行列をなす毛虫。目が退化したのに、濁った川の中でも正確に魚を捕えるカワイルカ…。
アジアに住む私たちにとって、シカやクマなどの動物のイメージとはケタ違いのギャップがあり、そして動物番組でよく見かけるゾウやキリン、ライオンなどのスター級の動物とはひと味もふた味も違う。ユニークな生き物たちの楽園、それは世界最大の熱帯雨林、南米のアマゾンだ。5月のアニマルプラネットでは、アマゾンに関する番組が集中的に放送される。
南アメリカには見事なまでに独自路線を歩んでいる摩訶(まか)不思議な動物が多い。それもそのはず、アマゾンの生物は世界中の生物種の3分の1を占める巨大派閥なのだ。なんと、1本の木にすむアリの種類の数はイギリス全土のアリの数より多く、森の100平方メートル内に存在する植物の種類は、ヨーロッパ全体の植物の種類より多いという。アマゾン川は流域面積も流量も、河口の広さも、2位以下を大きく引き離す。土地も生物も並外れたスケールなのだ。
それにしても、なぜここには他の土地とは違う特殊な動物が多いのだろう。その秘密を丁寧に解き明かしてくれる番組が「大自然ドキュメント 南米大陸」=5月18日(月)~22日(金)午後11時~/5月31日(日)午後2時~他=だ。アマゾン川と周囲の森がどれほど生物にとって豊かな環境か、それ故に生物がひしめきあっていかに厳しい生存競争が繰り広げられているか、その結果、その特殊な進化が起こったかを、理屈ではなく映像で鮮やかに見せてくれる。
アマゾンの特殊な動物の代表格ナマケモノは、密林の奥深くで暮らすためあまり生態が知られていないが、コスタリカの保護施設に密着したドキュメンタリー番組「ナマケモノが行く」=5月11日(月)~14日(木)午後11時~/5月24日(日)午後2時~他=なら、モナリザのような微笑を浮かべるナマケモノが心ゆくまで間近で見られる。
ナマケモノは食べ物を消化するのに1カ月かかる…というような仰天の生態や、ドラマに満ちた彼らの恋愛模様に、1話見終えるとすぐ、次のエピソードが見たくなってしまう必見のシリーズ番組だ。
人気ナビゲーター、ジェレミー・ウェイドが、人を丸飲みにできるほどの巨大な魚や肉食魚のピラニアに、体当たりで迫るシリーズ番組「怪物魚を追え!」もアマゾンでのエピソードを余すところなく放送する「怪物魚を追え! アマゾンの怪物BEST5」=5月4日(月)~8日(金)午後11時~/5月17日(日)午後2時~他=も見逃せない。「魅惑の秘境」、アマゾンを堪能できる1カ月だ。(SANKEI EXPRESS)
■アニマルプラネット 自然、動物、人間…地球の「リアル」を追求する世界最大級の動物・自然チャンネル。世界225以上の国と地域で放送されている「ディスカバリーチャンネル」の兄弟チャンネル。5月は毎週日曜日、“無料で”スカパーで見られる! 詳しくはwww.animal.planet.jp。またはフリーダイヤル0120・777・179(午前10時~午後6時 年中無休)。