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科学
男女の不思議をバレンタインデーに ディスカバリーチャンネル 「セックスアピールの科学」など
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古今東西、男と女はほれたりほれられたり、振ったり振られたりを繰り返してきた。多くの異性をひきつける人と残念ながらそうでもない人がいるのも、いつの時代も変わらない。
バレンタインデーの14日、ディスカバリーチャンネルでは、「異性に訴える魅力」を科学的に解き明かす番組「セックスアピールの科学」(13時~ほか)が放送される。
男性が女性を好ましいと思うとき、男性はいったい女性のどこを見ているのか。女性が男性を魅力的だと感じるとき、女性は男性の何にひきつけられているのか。
セックスアピールの強さに大きな影響を与えるのは顔や体形などの外見、または声や匂いだ。そんなことは言われなくてもわかると思うだろうが、科学者の手にかかると、単に「体格がよければいい」「美しく整っていればいい」というものでもないことが、さまざまな実験によってみえてくる。
鍵のひとつは「女性の排卵期」。同じ女性の顔写真でも、排卵期に撮影した写真とそうでない時の写真では、排卵期のほうが異性からの評価が確実に高い。同じ女性が同じフレーズを口にしても、排卵期とそうでないときの声では、排卵期の声は異性からの人気が高い。実際、分析してみると、女性の声は排卵期に普段よりわずかに高いというのだ。
また、男性の汗の匂いに含まれるある成分は女性にとってはいとわしい匂いだが、排卵期の時だけは好ましく感じられる。妊娠の可能性が高い排卵期、どうやら男女は普段より異性が魅力的に見えやすく、異性をひきつけやすいらしい。
こんな実験もある。排卵期の女性が分泌する「コピュリン」という成分を、匂いがあると気づかれないほどに薄めて男性たちにかがせ、複数の女性の写真を見せると、男性たちはどの女性の写真に対しても「魅力的だ」と判断するようになる。つまり、誰でも魅力的に見え、判断が甘くなるのだ。
より情緒的な、「恋」についても科学のメスが入る。恋は数年で冷めるのか、生物学的に浮気は男の専売特許というのは本当か、長続きする夫婦の間にはいったい何があるのか。男女の機微は科学の目で見ても限りなく面白い。
14日にはこのほか、人間の体はいつどのように男へ女へと分かれていくのかを探る「数字で語る人体(Episode:男と女)」(15時~ほか)や、強い骨や筋肉を備えた男性と、痛みに耐える力や長寿に恵まれた女性の違いをスポーツの現場から解明する「人体機能の研究:男女の違いと人体機能」(16時~ほか)を放送。科学的な観点から「男と女」の不思議に切りこむ、ディスカバリーらしいバレンタインデーとなりそうだ。(SANKEI EXPRESS)