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日本製の文化を求めて 北山孝雄
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(大出一博さん撮影) 日本の観光地の一つ、首都東京、「銀座」。
銀座の街を歩く外国人観光客の多さに驚かされます。
しかし近年は、箱根にも草津にも、たくさんの外国人が訪れます。特に、香川、沖縄、長野などの地方都市を目指す外国人観光客は増加しているようです。
札幌の居酒屋で食べる海鮮丼、熊本にある知る人ぞ知る湧き水の名所など、日本人が普段気付かない、数え切れないほどのたくさんの資産に、外国人が注目し始めているのです。
「日本の魅力は地方にあり」
海外の観光ウェブサイトでは、このように日本のことを紹介しています。
その国の「中心地」や、生産される「物」だけでなく、その国の持つ「精神」、ここにしかない「情緒」や「風情」をより体感できる場所を、探し求めるようになってきたのでしょう。
「日本らしさ」とは何なのか。
クリスマスよりお正月
バレンタインよりひな祭り
オペラより歌舞伎
トランプよりかるた
ワインより日本酒
フレンチより寿司
ギターより三味線
ドレスより着物
日本の文化・歴史をさらに追求し、外へとアピールしていくことが、これからますます求められてきます。
「立てば芍薬(しゃくやく) 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合(ゆり)の花」
牡丹の花と美しい着物の女性を見てつくづく思います。
日本製、バンザイ。
誇りを持って、世界の人を迎えたいものです。(エッセー:北山創造研究所代表 北山孝雄/撮影:ファッションプロデューサー 大出一博(おおいで・かずひろ)/SANKEI EXPRESS)
≪江戸時代 深く愛されたツツジ≫
ツツジの仲間はアジアに広く分布しており、日本の里山にも自生しているので、日本人は古代から親しんできた。8世紀の奈良時代に編纂(へんさん)された万葉集にもツツジを読んだ歌が10首でてくるという。
日本独自の園芸文化が盛んになった江戸時代中期にはさまざまな品種改良が行われ、1692(元禄5)年には世界初とされるツツジ専門の解説書「錦繍枕」も出版されている。原本は国立国会図書館のデジタルコレクションとしてインターネット上に公開されているので、パソコンを使って閲覧してみた。
旧暦4月までに開花するものを「ツツジ」、旧暦5月以降に開花するものを「サツキ」と分け、ツツジ173種とサツキ163種について、花弁や葉などをイラストで図示しながら、それぞれの特徴を説明している。著者の伊藤伊兵衛はサクラのソメイヨシノで知られる江戸・染井村(現在の東京都豊島区)を拠点とした植木商の三代目だったそうで、江戸時代の日本人が抱いていたツツジへの愛着の深さが伝わってくる書物だ。
19世紀になると、アジアで愛されていたツツジは欧州に伝わり、さまざまな品種改良が行われ、アザレアと呼ばれて人気を集めた。ただ、園芸が盛んな英国やベルギーでは夏が涼しくてツツジの木がなかなか太らなかったため、室内観賞用となったそうだ。(文:EX編集長 佐野領/撮影:ファッションプロデューサー 大出一博(おおいで・かずひろ)/SANKEI EXPRESS)
着る人:怜花、清末奈津江
ヘア:air
メーク:ワミレスコスメティックス
スタイリスト:ユキコ・グレン
衣裳:鈴乃屋 銀座店(P12・P13)。(電)03・3571・1500。www.suzunoya.com
撮影地:「花の木公園」(葉山町役場前)。神奈川県三浦郡葉山町堀内2145