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【相川梨絵のバヌアツ通信】リオ目指せ 女子ビーチバレー快進撃

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【相川梨絵のバヌアツ通信】リオ目指せ 女子ビーチバレー快進撃

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左がミラー・パタ選手、右がリンリン・マツアウツ選手です=2015年、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)  バヌアツで今、Hotな話題は、女子ビーチバレーチームのリンリン・マツアウツ(27)、ミラー・パタ(27)両選手=いずれもモタラバ島出身=の快進撃です。

 昨シーズンは、アジア大会で2度優勝、タイで行われたワールドツアーでもチャンピオンに輝きました。今年はリオ五輪出場をかけた大事な年。シーズン開始のアジア大会直前で、バヌアツは巨大サイクロンに襲われました。多くのバヌアツ人と同じように彼女たちの家も壊され、練習用コートも壊れました。でも、ろくに練習もできずに臨んだアジア大会遠征で、彼女たちはなんと3大会中、優勝2回、2位1回と素晴らしい成績を収めました。サイクロンで大きな被害を受けたバヌアツの人々にパワーを与えています。

 ぎりぎり4人で練習

 先日、練習を見学してきました。ビーチコートには、コーチらしき男性と、学生風の少女2人と男性プレーヤーとリンリン。残念ながらミラーはけがで休養中でした。国の代表の練習なので、さぞかし、ハードなのだろうと思いきや、少し拍子抜け。人数はぎりぎりの4人で、試合形式のゲームをしているだけです。もっと、スパイクやレシーブのストイックな練習、フォーメーションなどやっているかと思っていました。

 コーチ曰(いわ)く、男子と交じって試合形式でやっているのがいい練習になるのだそうです。この人数で、よく世界と戦っています。小柄で163センチの私とほとんど変わらないリンリン。身体能力のすごさだけで、ここまで上り詰めてきたのです。

 2006年にミラーが、07年にはリンリンがバヌアツビーチバレーボールの強化選手に選ばれました。当初は8人で4チームができたそうですが、現在残っているのは2人だけ。遠征時は、いつも自分たちでボールなどの荷物を持っていかなければならず、資金集めのイベントにも頻繁に出席しなければなりません。

 来月、横浜大会に出場

 リオ五輪に出場するためには、今年のワールドツアー12大会でポイントをより多く稼ぎ、上位15位に入らなければなりません。そのためには、なるべく多くの大会に出場しなくてはなりません。しかし、お金のないバヌアツチームにとって、遠征費を確保するのが大変です。試合に勝つよりも、試合に出ることのほうが困難なのです。実際、去年は、12大会中7試合しか出場できませんでした。

 オリンピック出場のために今年は、もっと多くの大会に出場しなければならない。そのため、イベントがあるたびに彼女たちは顔を出し、寄付のお願いをしています。

 バヌアツでは、大きなスポンサーを持ってはいるものの、まだまだ、すべての大会へ出るほどの資金は集まっていません。バヌアツ国内では限界もあり、世界的なイベントでも協力を呼びかけているようです。

 そして、いよいよワールドツアーが始まります。アメリカ、ヨーロッパ、そして7月には日本にやってきます。7月20~26日、横浜みなとみらいで開催されるFIVBビーチバレーボールグランドスラム2015横浜大会に招待されました。

 実は、今年のアジア大会、3試合すべて、日本とバヌアツが1位2位を競っていました。日本チームはサイクロン支援Tシャツを買ってくれるなど、良いライバルであり、良い友人でもあるようです。横浜大会、どちらが優勝するのでしょうか? ぜひ、バヌアツチームのプレーを生で見て、応援してください!(バヌアツ親善大使、フリーアナウンサー 相川梨絵/SANKEI EXPRESS

 ■あいかわ・りえ 1977年東京生まれ、茨城育ち。横浜国立大学卒業後、2000年共同テレビ入社。フジテレビアナウンス室に出向し、フジテレビアナウンサーとして「笑っていいとも!」をはじめバラエティー、情報番組などに出演。06年、フリーに。12年、結婚とともにバヌアツ共和国に移住、「バヌアツ親善大使」に任命される。13年、「いばらき大使」を委嘱。ダブル大使としてバヌアツと茨城の懸け橋となるべく奮闘中。

 ブログ「相川梨絵のシャララーン劇場」でもバヌアツ生活を公開中。(ameblo.jp/aikawa-rie/

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