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「世界で活躍」 夢実現へ突き進む [Alexandros]
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4人組バンド、アレキサンドロス=2011年5月12日(提供写真) [Alexandros]は、今年1月からユニバーサルミュージックとグローバル契約を結び、3月にメジャー1stシングルをリリースした。彼らが目標にしてきた「世界で活躍する」「イギリスの野外音楽祭グラストンベリーでトリをとる」に一歩近づいた形だ。そして先週、最新作「ALXD」を発売した。メンバー全員に最新作とバンドの今の環境について話を聞いた。
ボーカルギターの川上洋平は「今作はセッションでしか生み出せない、バンドが前面に出ているものにしたいと思い、じっくりと時間をかけて制作しました」と語った。
持ち前のスピード感、演奏の切れ味、大胆なアレンジが、時にジェットコースターのように展開して聞き手をわくわくさせ、バンドのエネルギー、演奏のパワフルさが気持ちを高揚させる。一方で、メジャー、という言葉の持つイメージに左右されない、今までの彼ららしい楽曲が並んでいると感じた。ベースの磯部寛之は「制作の初期では契約の状況などを把握していなかったので、バンドを取り巻く環境に関係なく曲作りを進めていきました」と振り返る。
川上は「インディーズで5年培ってきた音楽性を受け継いで引き伸ばしてくれるという印象が強いです。僕たち自身もずっとバンドを俯瞰(ふかん)してきたので、どういう楽曲がシングルやリード曲になるか、という判断は的確にできていると思います」と言う。
そんなバンドの出す決断を尊重し、さらに世界に向けての活動をサポートしていく。「グローバル契約」にはそんなスタンスがうかがえる。
海外での活動が少しずつ増えているが、実際に体感したものの刺激は大きいようで、ギターの白井眞輝は「イギリスでロックが当たり前に日常で聴かれているのを肌で感じ、いろいろ考えるきっかけになりました。実際に行かないと感じ取れないですね」と語る。また、ライブハウスでは機材に不備があることも多く、ドラムの庄村聡泰は「バンドの人間力が試されるような状況でした。今でこそいろいろ整った状況で活動していますが、一つ一つ自分たちの力で活動していた過去をもう一度体験しているような感じで、気持ちが引き締まりました」と語った。
日本で実現させたいこともまだまだいっぱいあると語る彼らだが、大きなスケールで夢や目標を描き、全力で取り組んで形にしていくパワフルな姿から、今後も目が離せない。(音楽評論家 藤田琢己/SANKEI EXPRESS)