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料理長おすすめの実山椒とパワフルな「ロコヤ」 青木冨美子

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料理長おすすめの実山椒とパワフルな「ロコヤ」 青木冨美子

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「銀鱈有馬焼」と好相性だったパーカーポイント100点の『2001_ロコヤ_マウント・ヴィーダー_カベルネ・ソーヴィニヨン』=2015年7月14日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 アメリカのワイン評論家、ロバート・パーカーJr.から100点をゲットした『2001ロコヤ マウント・ヴィーダー カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)』=写真奥

 グラスの底が見えない濃紅色、舌の上を軽くなぞるタンニン。パワフルですが豊かな果実味とフレッシュさも備えています。

 これはカリフォルニア州ナパ・ヴァレー、マウンテン・ワインの第一人者、クリストファー・カーペンター氏が手掛けたワインで、2000年に『ロコヤ』のワインメーカーとして就任した彼のデビュー作。ちなみに最新の2012VTもパーカーのWA誌で100点を獲得しました。

 カリフォルニアの産地はヴァレー・フロア(平坦地)とマウンテン・サイド(山岳部)に分けられますが、カーペンター氏は山のワインのスペシャリスト。山のブドウには平坦地にはない酸味、凝縮感、長熟感があり、そこにひかれているそうです。

 今回、仕事冥利(みょうり)だったのは、長熟タイプのロコヤとホテルオークラ『山里』の澤内恭和食調理総料理長の料理とのマリアージュ体験。「香りが高く、しっかりしたワインなので、正面から取り組むと和食が負けてしまう」とおっしゃっていた名料理長ならではの一工夫を垣間見ることができました。なかでも銀鱈の有馬焼(山椒を使った料理)=写真手前=は、実山椒のスパイシーさを生かした味わいで、味の濃いワインとは絶妙のバランスでした。山椒にはカーペンター氏も興味を示していましたが、“Japanese Pepper”と呼ばれている山椒は、パワフルな山のワインに太刀打ちできる唯一の存在ではないかと思っています。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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