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輝き始めた伊最北部のアルト・アディジェ 青木冨美子

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輝き始めた伊最北部のアルト・アディジェ 青木冨美子

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アルト・アディジェ・ワイン協会のマーケティング・ディレクター、ヴェルナー・ヴァルトボットさん=2015年2月18日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 日本でのプロモーション活動のため、来日したアルト・アディジェ・ワイン協会のマーケティング・ディレクター、ヴェルナー・ヴァルトボットさん=写真。2年目になる今回のキャッチコピーは“小さな土地の偉大なワイン”でした。

 イタリアでは20州全土でワインを生産していますが、オーストリアに接する最北部アルト・アディジェ州のワイン生産量は全体のわずか0.7%のみ。アロマ豊かな白ワイン造りを得意としている州で、近年、キラリと光る秀逸なワインが登場しています。

 ヴァルトボットさんは「白ブドウのなかで重要な品種はピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブラン、ゲヴュルツトラミネール」と語っていました。

 アメリカではピノ・グリージョの人気が高く、アルト・アディジェ=ピノ・グリ-ジョというイメージができています。

 東京でのプレスランチでは8種類のワインが供出されました。『ピノ・グリージョ2012』=写真左から2本目=はアプリコットやスモモの香り、ミネラル豊かで、2700円という価格も魅力でした。『ソーヴィニヨン・ブラン“クオルツ”2013』=写真左から3本目=はレモンやマンゴー、ハーブのニュアンスがあり、アスパラガスと合わせて楽しめました。『アルト・アディジェ ゲヴュルツトラミネール リゼルヴァ“ブレンタル”2012』=写真左から4本目=はライチやマンゴーなどの香りが豊かで、エスニック料理とは絶妙の相性です。アルト・アディジェは、まさに掘り起こしたい宝が眠っている感のあるワイン産地です。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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