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女性を輝かせるロゼ・シャンパーニュ 青木冨美子
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「デュヴァル=ルロワのファム・ド・シャンパーニュ_ロゼ・ド・セニエ・グラン・クリュ2007」=2015年2月25日(青木冨美子さん提供)
仏シャンパーニュ委員会が発表した2014年のシャンパーニュの出荷数量総計は前年に対して1%増。輸出先は英国がトップで、米国、ドイツと続き、日本は第4位。日本はロゼ・シャンパーニュの人気も高いです。
「デュヴァル=ルロワのファム・ド・シャンパーニュ ロゼ・ド・セニエ・グラン・クリュ2007」=
ファムは赤ワイン同様、容器に黒ぶどう(ピノ・ノワール100%)を漬け込み(果皮も種も)、果汁がロゼ色になった段階で、果汁だけを抜き取り発酵させて造ります。タンニンを感じるので、メーンの肉料理と合わせても十分太刀打ちできます。
日本のロゼ・シャンパーニュ人気は女性が牽引(けんいん)している部分が大きいです。各メゾンが造るトップクラスのロゼ・シャンパーニュにはそれぞれ特別な魅力があります。
ファムは、女性的な“しなやかさ”とマダム的な“力強さ”を併せ持つスタイルで、飲み手にパワーを与えてくれます。業界での活躍が評価され、レジオン・ドヌール勲章とレオポルド勲章を受章している女性リーダーの生き方を反映した味わいは、何より、飲み手を輝かせることができるシャンパーニュだと思っています。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SAN KEI EXPRESS)