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イスラム国殺害予告 後藤さんは「比較的無理しない記者」「取材が深かった」

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イスラム国殺害予告 後藤さんは「比較的無理しない記者」「取材が深かった」

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シリア北部アレッポで取材活動中の後藤健二さん(中央)(インディペンデント・プレス提供)  過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる後藤健二さん(47)はジャーナリストとして活動していた。平成8年に設立した映像通信会社「インデペンデント・プレス」のホームページには「困難な環境の中で暮らす子ども達にカメラを向け、世界各地を取材している」と記されている。

 昨年12月に後藤さんの現地報告「シリアからの叫び、分裂するイラク」を開催する予定だった宮城県ユニセフ協会の事務局長、五十嵐栄子さん(61)は「紛争の地でも暮らしている人たちがいることを伝えたくて、取材活動をしていたと思う」と話し、「何とか助かってほしい」と無事を祈った。

 昨年9月に後藤さんに会ったという編集者によると、後藤さんは「イスラムについては色々誤解がある。シリアに行きたい」という内容の話をしていたといい、イスラム国にも興味を持っていた感じだったという。

 後藤さんの知人でイラクやシリアなどの紛争地域で取材を続けるフリージャーナリスト、安田純平さん(40)によると、後藤さんは戦闘行為よりも難民問題などに関心を持り、紛争地域を取材するジャーナリストの間で「比較的無理をしない記者」として知られていた。

 一方で取材内容は深さを感じさせたといい、安田さんは「取材が深かったからこそ危険地域に行けてしまったともいえる」という。今も詳細が分からない中、安田さんは「交渉が通じるルートがあればいいが…」と祈るように話した。 

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