【開発物語】東北新幹線「グランクラス」 国内最強のサービスを (1/8ページ)

2010.12.14 05:00

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社

まるで航空機のような「グランクラス」のシート。手元のボタン一つで、アテンダントを呼び出すこともできる=東京都新宿区のJR東日本本社【拡大】

  • 「はやぶさ」の新シート「グランクラス」開発チーム=6日、神奈川県大和市(瀧誠四郎撮影)
  • JR東京駅に初めて入るE5系「はやぶさ」の量産先行車。カモノハシのくちばしのような「顔」が印象的だ=2009年12月9日、東京都千代田区

 疲れないシート、極上空間を演出

 ≪STORY≫

 なぜ、新幹線には航空機のようなファーストクラスがないのか-。

 素朴な疑問が出発点だった。折しもJR東日本には、グリーン車の利用客から「もっと静かに過ごしたい」「もっとゆったりとした車内空間を」といった声が寄せられていた。

 出した答えが最上位シート「グランクラス」だ。今月4日全線開業した東北新幹線に来年3月デビューするE5系「はやぶさ」に導入される。

 はやぶさは国内最高の時速300キロでの営業運転が予定され、2012年度末には320キロに引き上げられる。

 国内最強の新幹線には、国内最強のサービスを-。“新幹線版ファーストクラス”の導入は、自然な流れでもあった。

 高速鉄道特有の構造も、グランクラス導入に追い風となった。グランクラスが入るのは先頭車両のみ。新幹線の先頭車両は「ノーズ(鼻)」と呼ばれる先端部分を低く長くし、空気抵抗や騒音を減らす必要がある。

国内最速のはやぶさのノーズは約15メートル

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