楽しみ方多様化
日本人の世界的プレーヤーも出ている。第一人者は梅原大吾さん(33)。複数の関係者によると「スポンサー収入を合わせ、少なくとも年2000万円超の収入があるのではないか」という。
日本のゲーム市場は、専用機市場をリードした任天堂が失速する中、「パズル&ドラゴンズ」に代表されるスマートフォン向けゲームが台頭した。海外と異なり、PCオンラインゲーム市場は伸び悩んでいる。一方で、海外ではPC市場が着実に拡大し、スマホやタブレットにも波及する構図。ソニーが、7月からクラウド型オンラインゲームも開始する予定など、ゲームの楽しみ方はさらに多様化する見通しだ。
eスポーツが日本でどこまで定着するかは未知数だが、「大規模な大会が開かれたり、大金を稼ぐ猛者が次々現れれば、一気に拡大する」(関係者)可能性もある。(佐竹一秀)