需要高まるインクのリユース品 業者側も高い技術力を磨け (1/2ページ)

2014.11.23 17:16

エコリカの宗廣宗三社長

エコリカの宗廣宗三社長【拡大】

 年賀状の作成のため、カラープリンターがフル稼働する時期を迎える。ただ最近は電子メールや投稿サイトに押されて、年賀状自体は減少傾向だ。消費者から使用済みのインクのカートリッジを回収し、自社工場でインクを詰め替えたリユース品を純正より2~3割安く販売しているエコリカの宗廣宗三社長に、近況と対策を聞いた。

 --リユース品の売れ行きはどうか

 「一昨年から昨年にかけ、キヤノンやエプソンなどメーカーから新しいプリンターが発売された。そのインクのカートリッジが大量にそろえ、さまざまな準備を経てリユース品の出荷の態勢が整ったのが今月末。数量については今年の年末は期待できる。フィリピンに従業員600人の自社工場を持っているが、10~12月にかけ、ここ5年ではじめて24時間操業を行っているところだ」

 --円安が進むが、影響はどうか

 「対ペソについても安くはなっているが、対ドルほどの影響はない。円安はインク代より人件費へに響いてきているが、大量生産や流通の効率化によるコスト削減効果の方が大きい。以前は中国に工場を持っていたが人件費が高騰したため、5年ほど前にフィリピンに工場を移管した。プリンターの製造業者も続々と人件費の安いフィリピンに工場を展開している」

市場全体の動きは?

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