■最先端機種求めるユーザー取り込む
--イー・モバイルとウィルコムの統合から4カ月過ぎたが、2015年の展開は
「複数ブランドにする手もあったが、リスクを取って統一した。認知度を95%まで高められ、上々の立ち上がりだった。販売面では、14年末に投入したスマートフォン『ネクサス6』の出足が好調。アンドロイドOS搭載端末の販売実績で昨年は世界トップクラスだった。大手3社がアイフォーンを売る中、利用者の選択肢を増やすためにも、アンドロイドのハイエンド機種に注力したい」
--大手と格安の中間を目指すとのことだが
「IT(情報技術)商品は価格だけではなく、品質やサポート体制などとのバランスが大事。当社は大手より低料金だが、安さを競う路線には行かない。MVNO(仮想移動体通信事業者)は料金こそ安いが、申し込みも相談も手間がかかる。量販店の売り場も合わせれば3000店あり、サポート、販売もスムーズだ」