スマホ無断業務利用…実は危険 セキュリティーの“個人任せ”が課題 (1/5ページ)

2015.1.17 17:11

 携帯情報端末の普及が進むなか、勤務先に無許可で私有のスマートフォンやタブレット端末を業務使用するケースが問題となってきた。仕事の効率化やコスト削減につながるため黙認するケースが多いが、関知しないところで情報漏洩(ろうえい)のリスクがあるため厳しく管理する企業もある。通信各社は私有端末の業務利用向けの管理事業に乗り出したが、情報流出のリスクを社員個人に押しつける企業の体質も根強いという。(伊豆丸亮)

 広がる“無断利用”とリスク

 私有スマホの業務利用は43・4%-。システム開発のCIJが昨年6月に発表した企業の情報漏洩リスクの意識調査の結果だ。

 近年、勤務先の許可なく私有スマホで業務メールを確認したり、一般向けネットサービスなどで社内情報を共有したりする「シャドーIT」が増え、危険視されている。

 ウイルス対策やパスワード管理などセキュリティーが社員の個人任せになり、盗難・紛失の報告が遅れて情報漏洩が拡大する可能性が高まるためだ。

「メリットは会社持ち、コストもリスクも現場持ち」と現状への不満をあらわにする

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。