ダイエー、生き残りへ原点回帰 食品特化した新業態店でイオンとすみ分け (1/4ページ)

2015.7.9 06:29

改装後のダイエー赤羽店の店内。衣料品売り場があった2階にはカフェが設けられた=6月20日、東京都北区

改装後のダイエー赤羽店の店内。衣料品売り場があった2階にはカフェが設けられた=6月20日、東京都北区【拡大】

 かつて「流通業界の王者」と呼ばれながらもイオンの完全子会社となったダイエーが、食の分野に特化した新業態店に企業としての生き残りを懸けている。6月に東京都内に開店した1号店を皮切りに今年度中に計5店ほど出店する。従来の店舗では来店頻度が低かった30、40代のファミリー層や単身者向けなどの品ぞろえを強化し、来客数や収益の底上げを図る考えだ。過剰投資で膨れ上がった借入金の返済を優先し、衣料品などを扱う従来型店舗の改革が遅れた経緯があり、創業時から強みとしてきた食への原点回帰で巻き返しを狙う。

 衣料品・雑貨が低迷

 「ダイエーが新たなステージに突入した」。近沢靖英社長は6月20日、赤羽店(東京都北区)を改装して新業態「フードスタイルストア」の1号店として開店した際、こう宣言した。

 フードスタイルストアは、売り場面積が5000~8000平方メートルの既存店を改装し、品ぞろえを食品関連の商品などに特化した。改装前の赤羽店は1階が食品売り場で、2階や3階は衣料品や雑貨を売っていた。

 ただ、ダイエーが展開してきた従来型の総合スーパー(GMS)は「2階より上の階は商売になっていなかった」(近沢社長)というように、衣料品や雑貨の販売が極度に低迷。ニーズとかけ離れた衣類や肌着などを並べても消費者にとっては魅力に乏しい売り場となっていた。

食を軸に若年層も来店しやすい店舗づくり

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