空調機器メーカーのコロナ(新潟県三条市)は16日、超微細な水の粒であるナノミストを大量に連続で発生させる「ナチュラルクラスターイオン」が脳に作用して集中力や心地よさを向上させることが科学的に証明されたと発表した。
同社と脳科学者の加藤俊徳医師が、ナチュラルクラスターイオンが脳を働きやすくしているという仮説を立てて共同研究。脳の効率が向上し、特に記憶するときと作業開始時に集中力を高めることが分かった。
加藤医師は「世界の脳科学研究の新たな一歩を示した」と今後の進展に期待している。
コロナは7年前からナチュラルクラスターイオンを発生させて加湿や消臭、空気を清浄する商品を一般家庭、介護施設、医療、エステサロン向けなどに販売している。今回の研究結果を受けて、今後は教室、オフィス向け市場を開拓する。