百貨店や総合スーパーなどで来春に小学校に入学する児童向けのランドセル商戦が早くも始まっている。子供、両親、祖父母の3世代で集まって来店し購入するケースが増えており、ゴールデンウイーク(GW)が最初の山場となっているためだ。各社ともデザインや機能性を重視した限定商品をアピールし売り上げ増を狙っている。
イトーヨーカ堂はインターネット通販での予約を4月11日と昨年より約2週間早めた。デザインや色の組み合わせが選べる独自の「パターンオーダーランドセル」(9万1800~11万3400円)を昨年の約1万6000通りから約4万8000通りに拡充し、浸透を図る。
百貨店でも、高島屋が昨年より約2カ月早い4月1日から店頭とインターネットで予約販売をスタート。昨年より40種類増の380種類を展開し、前年比15%増の10億円強の売り上げを目指す。