三菱自と日産、大幅値引き対応か 「軽」受注再開も険しい道のり (1/2ページ)

2016.7.2 07:02

販売を再開した軽自動車が並んだ三菱自動車の販売店=1日午前、東京都目黒区
販売を再開した軽自動車が並んだ三菱自動車の販売店=1日午前、東京都目黒区【拡大】

  • 三菱自動車の「eKワゴン」(左)と日産自動車の「DAYZ(デイズ)」

 三菱自動車と日産自動車は1日、燃費データ不正が発覚した4月20日から生産・販売を停止していた軽自動車の注文受け付けを再開した。生産する三菱自の水島製作所(岡山県)も4日に軽のラインを再稼働し、販売店は5日から納車を始める。両社は主力軽の販売回復を目指すが、大幅な値引きなどの販促策を迫られる公算が大きい。

 受注を再開したのは三菱自の「eKワゴン」「eKスペース」と、供給先の日産の「デイズ」「デイズルークス」の計4車種。約2カ月半ぶりにeKワゴンを店先に並べた三菱自の販売店員は「カタログも届いていない」と戸惑いの表情で語った。燃費値を修正したカタログが届く15日までは、タブレット端末を使って商談を行うという。

 両社にとって軽自動車は国内での主力車種。販売停止で三菱自の6月の普通車を含む販売は前年同月比51.8%減、日産も26.7%減と大幅に落ち込んだ。

 三菱自は早期の販売再開に向けて国土交通省に燃費の修正値を6月21日に届け出た。販売を再開した車種の修正値は、従来のカタログ値に比べ、最大で16%程度悪化した。

受注再開で販売店は巻き返しを期すが、イメージが悪化し…

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