美容と肌の健康、両立する化粧品 MIMC・北島寿社長

2016.10.10 05:00


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  • 美容と肌の健康を両立させるオーガニックの天然素材を用いたMIMCの化粧品

 女性にとっての2大関心事といえば美容と健康。しかし、石油系原料の化粧品でアレルギーを起こす人などにとっては、美しく装うはずのメークが皮膚への大きな負担になる。「美しくなりたいけど肌に負荷がかかるのはいや」「メークしないと楽だけど人前に出られない」というジレンマに悩まされることになる。MIMC(エムアイエムシー)は、メークしている間中、スキンケア効果が得られる化粧品を製造販売し、「メークでスキンケア」をコンセプトに美容と肌の健康を両立させている。

 ◆天然素材を使用

 オーガニックの天然素材を用いた化粧品ブランド「MiMC」は、植物成分とミネラル(天然鉱石)とを使用しているので、肌に優しく「まるで塗っていないかのような軽いつけ心地」と評価されている。ミネラルの中でも酸化亜鉛は、細胞の新陳代謝を促し、老化を防ぐ作用がある。北島寿社長は「クレオパトラの時代からメークに使われている」といにしえから続く優れた効果をアピールする。

 いいことずくめのようだが、天然素材であるだけに原料の品質にばらつきがあり、安定した発色を得ることが難しい。このため小人数の担当者のみが、細心の注意を払って一つ一つチェックしている。微妙に異なる色の製品は、担当者全員の意見が一致しないと出荷しない。

 ◆過敏症の体験から

 化粧品開発に取り組むきっかけは、化学者を目指して学んでいた大学院時代に遡(さかのぼ)る。化学物質過敏症とアトピー性皮膚炎を発症して研究を断念せざるを得なくなる。化学物質の害を体験したことから、肌や美容に関する道に進もうと自然派化粧品の会社に入社し、商品開発から営業までを手掛けた。海外出張を重ねるうち米国がオーガニックコスメ先進国であることに気付き29歳で渡米する。

 日本への輸出販売を考えていたが、白人と黄色人種であるアジア人では肌質が違い、適切な商品がなかった。「自分でつくるしかない」と決意を固め、日本人のためのオーガニックの天然素材を用いた植物とミネラルを主成分とした化粧品ブランド「MiMC」を立ち上げる。

 妥協することなく試行錯誤を重ね、1つの商品開発に3~4年かかったこともある。日本との商習慣の違いにも悩まされた。製造を委託したメーカーから届いた商品は、サンプルと微妙に色が違っていた。やり直しを求めたが「品質の安定しない天然素材なのだから、これ以上はできない」と断られる。ほかにも日本の消費者が敬遠するパッケージの小さな傷に関心がないなど、日本向けの商品展開に支障を来したことから、2009年に9年ぶりに帰国する。

 商品は百貨店を中心に販売し、美容と肌の健康に関心の高い30~40代の女性を中心に愛用されている。3年前には香港、台湾の百貨店でも取り扱われるようになり、9年連続で売上高を伸ばしている。

 今年3月にはホルモンバランスの崩れから肌の悩みを抱えるようになる45歳以上の女性のための新ブランド「MiMC GRACE(エムアイエムシーグレース)」を発売した。今後、ヘアケア、ボディーケアなど、女性の美容と健康に関わる商品を多種多様に展開する方針だ。「健康的に美しく活動したいと願う女性のためのブランドを目指す」とさらなる成長を見据える。

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【プロフィル】北島寿

 きたじま・ことぶき 東北大院修了。1996年、自然派化粧品会社に入社。2001年に渡米し、オーガニック化粧品を独自にマーケティング。07年、米国でMIMC設立、10年、日本法人を設立。45歳。青森県出身。

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【会社概要】MIMC

 ▽本社=東京都目黒区自由が丘2-13-6 KN自由が丘プラザ4階

 ▽設立=2007年6月

 ▽資本金=1000万円

 ▽従業員=45人

 ▽事業内容=化粧品の製造販売

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