トヨタ、世界販売で5年ぶりに首位陥落 トップのVWとの勝敗分けた「中国の差」

2017.1.31 06:12

トヨタとVWの世界販売台数
トヨタとVWの世界販売台数【拡大】

 トヨタ自動車が30日発表した2016年のグループ世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)は前年比0.2%増の1017万5000台だった。これに対しドイツのフォルクスワーゲン(VW)は3.8%増の1031万2000台で、トヨタが約13万7000台下回り5年ぶりにトップから陥落した。VWは初の世界首位となった。世界最大の自動車市場である中国販売の数量差などが勝敗を分けた。

 15年もVWは中盤までトヨタを上回っていたが、15年9月に発覚した排ガス不正問題で終盤に失速して、トヨタが22万台差で4年連続の世界首位を維持した。

 16年の決戦で焦点となったのは、トヨタがVWとの中国の販売差を主力の米国でどう補うかだった。16年の中国販売はトヨタが121万4000台、VWは398万2000台と、ともに過去最高だったが、トヨタは3.3倍もの差を付けられた。一方、米国では、排ガス規制逃れ問題が最初に明るみに出たVWが2.6%減と苦戦を強いられたのは予定通りとして、トヨタも2.0%減とマイナス圏に沈んだ。原油安でトヨタが得意とする燃費に優れた乗用車販売が伸び悩み、中国市場でのVWとの販売差を最後まで詰めきれなかった。

 トヨタにとっては、16年前半に国内工場が相次いで一時停止したのも響いた。2月にはグループの愛知製鋼で爆発事故が起き、国内車両生産を約1週間停止。4月の熊本地震ではアイシン精機の子会社が被災し、合計で約17万台の減産となった。5月にもアイシンの別の子会社で爆発事故があり、生産がさらに約1万台減り、販売に影響した。

 トヨタは17年の世界販売を1020万台と、14年(1023万台)に次ぐ高水準と計画する。17年もVWとの頂上決戦が一段と激化するのは確実なようだ。

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