トヨタ自動車は17日、カーシェアリング事業者が使うスマートフォン用アプリを開発したと発表した。年内にも米ハワイ州ホノルルで運用を始める。
アプリをダウンロードすれば、スマホを通じてサービスの利用登録や車の予約、決済などができるようになる。スマホ自体が車の鍵代わりになり、エンジンを始動させる機能も備えている。
同州は学生や観光客によるカーシェアの需要が多く見込める。効果や課題を確認後、他の地域の事業者に広げる方針だ。
世界的にカーシェアが普及しつつあり、トヨタ自動車は関連の取り組みが将来の収益源の一つになると見込む。小型電気自動車(EV)を使ったカーシェアの実証実験を国内外で実施している。