タカタ買収の米KSS社長退任 フォード中国トップに就任へ

 米自動車部品メーカーのキー・セイフティー・システムズ(KSS)は23日(日本時間24日)、ジェイソン・ルオ社長兼最高経営責任者(CEO)が9月に退任すると発表した。ルオ氏は9月1日付で米自動車大手フォード・モーターの中国法人トップに就く。KSSは、経営破綻したタカタのほぼ全ての事業を買収することで基本合意しているが、「買収は予定通りに進める」と説明している。

 KSSは中国自動車部品メーカーの寧波均勝電子の傘下。KSSはタカタの事業を約1750億円で買い取ることで基本合意しており、ルオ氏は交渉を主導する立場だった。

 後任は選定中で、当面は寧波均勝電子幹部のユーシン・タン氏が暫定社長を務める。KSSは来年3月までにタカタ買収を完了予定で、暫定的に立ち上げた経営委員会で作業に当たる。

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