「当初から誤報と思っていた」 朝日報道に呆れる“福島フィフティー” (2/2ページ)

2014.9.11 20:16

福島第1原発所長を退任した後、免震重要棟の緊急時対策本部を訪問してあいさつする吉田昌郎氏=2011年12月9日

福島第1原発所長を退任した後、免震重要棟の緊急時対策本部を訪問してあいさつする吉田昌郎氏=2011年12月9日【拡大】

  • 会見中、謝罪した(左から)木村伊量社長、杉浦信之取締役編集担当ら=11日午後、東京・築地(川口良介撮影)
  • 福島第1原発免震重要棟内の緊急時対策本部=2011年4月(東京電力提供)
  • 朝日新聞東京本社=11日午後、東京都中央区

 「やんなきゃ、やんなきゃ、としか考えていなかった」。がれきをかきわけながら、外部電源を原発につなぐための分電盤を運んだ。1時間の作業だけで、被(ひ)曝(ばく)線量は8ミリシーベルトを超えていた。

 無名でも、爆発が止められればいいと思ってきた。ただ、今年5月、朝日新聞が「所長命令に違反」と報じたときは、東電社員のなかにも悔しがる人がいたという。

 「吉田さんは本当にいい人だった。朝日新聞がどう報じようが訂正しようが、俺たちの功績も変わらない」。男性はいまも原発を離れることなく、除染作業の指揮に汗を流している。

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