【朝日新聞会見詳報(10)】30年超す慰安婦報道「さかのぼっての処罰、難しい」 本紙記者質問には「書いてある通り」 (1/4ページ)

2014.9.11 23:02

大勢の報道陣の前で記者会見する朝日新聞社の木村伊量社長(右から2人目)、杉浦信之取締役編集担当(右端)ら=11日午後、東京都中央区

大勢の報道陣の前で記者会見する朝日新聞社の木村伊量社長(右から2人目)、杉浦信之取締役編集担当(右端)ら=11日午後、東京都中央区【拡大】

  • 記者会見する、朝日新聞社の木村伊量社長(中央)。奥は喜園尚史執行役員、手前は杉浦信之取締役編集担当=11日午後、東京都中央区

 (21:00~21:10)

 《朝日新聞の会見が始まってから1時間半以上が経過した。慰安婦報道の責任について改めて質問が及ぶと、木村伊量社長はあくまで、個人的な意見として回答を述べた》

 記者「慰安婦の責任問題について」

 木村社長「慰安婦の問題は長い時間が経過した過去の事案について、関係者の責任をどう問うのか、かなり難しい側面があるという風に私は認識しています。会社を退職した方もいるし、亡くなっている方もいるし、私個人としては誰かの具体的責任を取ってさかのぼって処罰するのは難しい問題と考えているが、これも含めて新たに設置をお願いしている第三者委員会の結果を踏まえて総合的に判断していこうと思っています」

 記者「杉浦信之取締役編集担当は今日付で解任なのか。また、関係者の処分も、今日付か」

 木村社長「杉浦の後任者を明日付で発表するので、それと同時に任期が切れる。関係者の処分については、きちっとした形で(後日)お知らせすることになると思う」

名指しで指名されたのが、産経新聞政治部で慰安婦報道に携わる阿比留記者

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