石川県は20日、ゴールデンウイーク期間中(4月29日~5月6日)に金沢城公園(金沢市)を訪れた観光客が前年同期の2・5倍となる約15万8千人など、県内各地の人出が前年を大きく上回ったと発表した。県幹部は「北陸新幹線の延伸開業と天候に恵まれた」と分析している。
県によると、金沢城に隣接する、日本三名園の兼六園は1・8倍の約11万8千人。金沢21世紀美術館も1・3倍の約10万4千人だった。
能登半島では、輪島朝市を訪れた人が3割増えたほか、和倉温泉の宿泊客も1割増加した。
県南部の加賀地方でも山中温泉などの温泉地の宿泊客が16%増えており、県の担当者は「新幹線の開業効果が県内全域に及んでおり、安心している」と話していた。