マイナンバー 横浜市、誤操作で1200人交付障害 内規違反、パスワード更新も怠る

2016.12.21 06:40

横浜市のシステム障害
横浜市のシステム障害【拡大】

 横浜市が内規に違反して、安全にマイナンバーカードを交付するのに不可欠なサーバーのパスワード変更を怠ったまま業務を続けていることが20日、分かった。市関係者が明らかにした。さらにカード交付と連携するサーバーのファイルにアクセスできないように自ら誤った設定を施したため、市民約1200人に交付できないシステム障害が発生していたことも判明。事態を憂慮したカード発行元の地方公共団体情報システム機構が、ずさんな市の運営実態を調べている。

 関係者によると、障害は7日夜、市の住民基本台帳ネットワークシステムのサーバーとマイナンバーを取り扱う機構のサーバーを中継する市のコミュニケーションサーバーで発生。市の委託業者が、操作端末上でパスワードを再設定しようとしたところ、コミュニケーションサーバーのファイルにアクセスできない「エラー」メッセージが表示される障害が起こった。このため、8日、市民にカードを手渡せなかった。

 市から依頼を受けた機構などがサーバー内の操作記録を解析したところ、市の委託業者が誤った手順書通りに操作端末上で作業したことで障害が発生したことが判明。手順書は市が11月に改版していた。システム障害を引き起こす指示内容が明記されていたが、7日夜に初めて使用した。

 市は9日、窓口の混乱を回避しようと、サーバー内の記録をシステム障害発生前の状態に戻したうえで、情報漏洩(ろうえい)対策などに必要なパスワードの再設定も行わずに交付を再開。同日時点で障害の原因も把握していなかった。

 横浜市は「改版時のチェックが足りず誤った。以前から使っているパスワードは強度があるので、問題はない」と主張している。

 カードをめぐっては、高市早苗総務相が13日の記者会見で、機構の欠陥サーバーのプログラムミスによるシステム障害で国民への交付が滞ったため、「総務省が機構のガバナンス(統治体制)確保に関われるような法改正を検討している」と明言。横浜市のように誤りの多い自治体への監視も機構を通じて強化する。

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