【動画あり】日本版GPS衛星 みちびき2号機、打ち上げ成功 高精度の位置情報、来年度から本格運用へ (1/2ページ)

2017.6.1 09:26

準天頂衛星みちびき2号機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット34号機=1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センター
準天頂衛星みちびき2号機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット34号機=1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センター【拡大】

  • 準天頂衛星みちびき2号機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット34号機=1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センター

 政府の準天頂衛星みちびき2号機を搭載したH2Aロケット34号機が1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う衛星で、来年度から高精度な位置情報が得られる4基体制で本格運用を開始する。

 みちびきは電波で地上の位置を計測するための測位衛星。米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているが、10メートルの計測誤差がある。みちびき4基をGPSと併用すると最小で6センチに抑えることができる。

 GPS衛星が日本から離れた場所にいるときは、高層ビルなどで電波が遮られ、位置情報の精度が落ちてしまう。みちびきは日本のほぼ真上(準天頂)を長時間飛行できる特殊な楕円(だえん)軌道を周回するため、高い精度で計測できる。

 2号機に続き3、4号機を年内に打ち上げ、平成22年から運用中の初号機と合わせて4基体制を構築。35年度に7基に増やし、GPSに依存しなくても誤差6センチを実現する計画だ。

自国で測位衛星を構築する動きが国際的に進む

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