「地球に優しい」は21世紀のキーワード。リサイクル、リユースはあたりまえですが、その間を埋めようというのが産業廃棄物処理のナカダイ(本社・東京)です。そのままだとゴミとなる製品のパーツも、完璧に分別すれば魅力的で機能を持った「資源」となることに注目したのです。
前橋市の同社前橋工場に併設された「モノ:ファクトリー」。ここでは、工場に毎日大量に運び込まれる家具やOA機器などの粗大ごみ、製造工程から出る金属・プラスチックなどを解体・分別し、パソコン基盤や自動車のシートベルト、信号機まで「マテリアル(材料)」として商品として展示、販売しています。
まだまだあります。LANケーブルはコースターに、カラフルなペレットは砂絵に生まれ変わり、銅コイルはハガキスタンド、アクリルの塊は小物のディスプレイ台。マテリアルの使い方は無限です。雑誌社との共同企画で作られたエアバッグ素材のトートバッグ、クリエイターが手掛けた銅とガラスのアクセサリーなどはオンライン販売で人気を集めています。
昨年11月、モノ:ファクトリーは東京・品川にもショールームがオープンしました。「廃棄物処理場」が面白いモノが集まる施設になってきています。
<プロフィル>
ねぎし・まいこ 群馬テレビ出身。「産経抄」朗読など担当。東京都美術館アート・コミュニケータ。
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