大阪市阿倍野区といえば、超高層ビル、あべのハルカスで注目のスポット。いいや、ハルカスだけちゃうでぇ~、とばかりに海外からも脚光を浴びているのが、同区内にある文の里商店街です。
なにしろ大阪以外ではお目にかかれないようなポスターがズラリそろっているのです。
「あほにつける薬はあれへん。」は薬局、「いいムネあります」とグラマーな女性の写真で紹介されているのは鶏肉店。これはほんの序の口でポスターは52店舗で200枚以上。大阪商工会議所と電通関西支社、電通クリエーティブXの若手コピーライターとデザイナーが協力して制作しました。
述べ60人のスタッフが3カ月かけた一大プロジェクトなのですが、実は電通関西支社の若手育成のための研修の一環。新鮮で自由な発想から生まれた快作がそろい、「ポスター総選挙」も昨年末に行われました。
その結果が発表された今年2月以降もSNSで広がり、台湾や香港の人も続々と訪ねて来ています。実際に客数は倍増、メディア露出効果は3億円以上(4月時点)といいます。
ポスターに負けないエエモンを売るぞ、と店主さんの意気も上がります。文の里商店街、この夏も元気です。
<プロフィル>
さくらい・なおこ 富山テレビ、NHKリポーターを経て、現在、心理学やコーチングを使った研修を企業・教育機関に提供。趣味はマラソン、英語落語
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