免疫には、生まれながらすぐ働けるように備わった「自然免疫」と、予防接種などで得られる特定の病気がターゲットの「獲得免疫」がある。NK細胞は自然免疫を担う代表的な細胞。活性化で自然免疫が上がる。ただ、病気の治療や完全な予防には獲得免疫が必要だ。最新の研究では、乳酸菌摂取とインフルエンザのワクチン接種を併用することでインフルに対する抗体が増え、獲得免疫も上がることが分かってきた。
竹田准教授は「併用すれば、ワクチンの効果も強くできるのではないかと考えられる。ヨーグルトは獲得免疫を上げる力も応援してくれる」と話している。