山口県防府市の防府天満宮を訪れると目につくのは「幸せます」と書かれた看板や横断幕です。幸いです、便利です、助かりますといった意味の方言。「電話をくださって幸せます」というように使います。
その「幸せます」をブランドとして、地元を活性化させようと取り組んでいるのが防府商工会議所です。5年前、この言葉が取り上げられたテレビ番組を見た地元高校生の提案をかたちにしました。商標登録し、「使って便利」「買って助かった」という商品やサービスを月に1度審査。幸せますブランドの使用を許可しています。これまでに73事業所の100以上の土産品やサービスなどが認定されました。
例えば自転車店の「幸せます保証」。通学用に購入した自転車は3年間、パンク修理などが無料になるサービスです。「認定された以上、その名に恥じないサービスを心がける。客との距離も縮まった」と店の人は話します。
防府市は来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公が眠る地。知名度アップの好機です。訪れた人が「幸せます」と感じてリピーターや交流人口が増え、地元の「幸せが増す」よう関係者は意気込んでいます。
<プロフィル>
にしむら・まさゆき 岩手朝日テレビ・長崎国際テレビ出身。防災士。報道デスク経験を生かし、原爆や広島の土砂災害取材を続ける。
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