認知症予防に「コミュニケーションロボ」 人工知能を搭載、ネットで“成長” (1/3ページ)

2016.2.21 07:20

 言葉をかけると返事をし、愛らしいしぐさもみせる-。そんな人間とコミュニケーションできるロボットが、高齢化の進む中、介護施設などで需要が急拡大している。噛みつかれてけがをしたり、感染症にかかったりする恐れのあるペットの動物とは異なり、扱いやすく衛生的なのが特徴。人工知能を搭載して最新情報を更新、会話などに反映させる機能もあり、利用者の認知症予防効果などが注目を集めている。(栗井裕美子)

 甘え上手の癒し系

 兵庫県尼崎市の特別養護老人ホーム「ゆめパラティース」。利用する高齢者らが取り囲むテーブルに、アザラシ形のロボットが置かれていた。

 「キュー」と鳴いて大きな目をパチパチさせ、首をかしげて甘えると、高齢者らは「かわいい」と歓声。いとおしそうに交代で抱っこをして楽しんだ。

 大和ハウス工業が販売する「メンタルコミットロボットパロ」(保証期間3年の場合、45万3600円)。胴体や鼻先などにセンサーがあり、なでられたり話しかけられたりすると反応する。人工知能を搭載し、コミュニケーションした相手の情報を蓄積。少しずつなついていくという。

「昔、イヌを飼っていたことを思い出す」と目を細めた

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