本家・丸の内は盛況も…あの「タニタ食堂」曲がり角? 塩分摂取の多い秋田は閉店へ (1/3ページ)

丸の内タニタ食堂では昼時には長蛇の列ができる。夜のメニューも紹介=昨年12月、東京都千代田区(藤沢志穂子撮影)
丸の内タニタ食堂では昼時には長蛇の列ができる。夜のメニューも紹介=昨年12月、東京都千代田区(藤沢志穂子撮影)【拡大】

  • メニューは「一汁二菜定食」「野菜カレーセット」「日替わり定食」の3種類=昨年12月28日、秋田市
  • 日替わり定食は「ひじきとかぼちゃの焼きコロッケ」で750円=昨年12月28日、秋田市
  • 「あきたタニタ食堂」の平日昼は閑散としている=昨年12月28日、秋田市
  • 丸の内タニタ食堂では11月末から夜のメニューも提供。タニタ風にヘルシーにした洋食のサンプル=昨年12月、東京都千代田区(藤沢志穂子撮影)

 「1食約500キロカロリーの健康定食」で爆発的な人気を得たタニタ食堂の運営が、曲がり角にある。秋田市の「あきたタニタ食堂」の客足が伸びず、全国10店あるフランチャイズ(FC)店で初めて、3月いっぱいでの閉店が決定した。しょっぱい味付けが好きな秋田での撤退の一方、第1号店の「丸の内タニタ食堂」(東京都千代田区)では昨年11月末、夜間帯に洋食と酒の提供を始めた。男性層にもファンを広げるためというが、タニタに何が起きているのか。

 12月末の正午過ぎ、あきたタニタ食堂では年配の女性客や親子連れ、10人前後が定食を食べていた。日替わり定食の「かぼちゃのひじきコロッケ」(750円)を選ぶ人が目立つ。副菜にヤングコーンのサラダや、ゴボウとしらたきの煮浸しがついていてヘルシーさ満載だ。食事を終えた客が「3月で終わっちゃうの、残念ね」とスタッフをねぎらっていた。

 健康計測機器メーカーのタニタ(東京都板橋区)は平成24年1月に、タニタ食堂の1号店となる丸の内タニタ食堂をオープン。本社の食堂のメニューを再現したヘルシー定食をオフィス街で提供するというコンセプトが当たり、女性のビジネスパーソンを中心に連日、長蛇の列ができる盛況となった。

 その後、東北から九州まで全国にFC店を広げ、丸の内のほか、NTT東日本関東病院タニタ食堂(東京都品川区)▽もりおかタニタ食堂(盛岡市)▽金澤タニタ食堂(石川県金沢市)▽ミリカタニタ食堂(大阪府吹田市)高井病院▽タニタ食堂(奈良県天理市)▽岡山淳風会タニタ食堂(岡山市北区)▽福岡県北九州市(北九州タニタ食堂)▽福岡薬院タニタ食堂(福岡市中央区)-を展開。あきたタニタ食堂は26年12月、市中心部の商業施設内にオープンした。

「想定の半分程度だった」