昨年11月、G20サミットに出席するため中国国際航空が運航する専用機でトルコのアンタルヤ国際空港に降り立った習近平国家主席。国の威信をかけ、航空機利用者のマナー改善に躍起となっている(ロイター)【拡大】
中国の国民が大挙して世界中に旅行へ出かける春節(旧正月)の大型連休を前に、国家観光局と航空会社が機内や空港などでトラブルを起こした旅行者のブラックリストを作成し、リスト記載者の搭乗を拒否する強硬措置を打ち出した。これに合わせ、施設の占拠、乱闘や口論、係員への暴行といった10項目からなる禁止行為も公表した。中国人旅行者によるトラブルが後を絶たず、国家のイメージダウンを招いているためで、マナー改善に躍起となっている。
ブラックリスト作成、共有
中国国営新華社通信(英語電子版)などの報道によると、ブラックリストを作成するのは中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、海南航空、春秋航空の大手5社。
まず国家観光局が違法行為を行った旅行者を公表し、さらに航空各社がトラブルを起こした旅行者のリストを作成して共有する。リストは1~2年保存し、この間搭乗拒否などの措置を取るとしている。