新年を祝って首都マニラの夜空を彩る花火。英シンクタンクの発表によると、フィリピンは2028年に世界経済順位でトップ30入りすると予測される=1月1日(AP)【拡大】
フィリピンは2028年に世界経済順位でトップ30に浮上する-。英シンクタンクの経済経営センターはこんな予想を立てている。同センターが昨年12月に発表した世界経済順位予想によると、フィリピンの国内総生産(GDP)規模は2012年の世界42位から28年には同28位になるとしている。現地紙ビジネス・ワールドが報じた。
同センターの発表によると、フィリピンは昨年11月、超大型の台風30号による壊滅的な被害を受けたが、来年にかけて復興が見込まれることや、同国とつながりが強い米国経済が回復の兆しをみせていることもフィリピン経済の発展要因だ。
また、今後10年間で世界経済順位が大きく変化すると指摘。28年までには中国が米国と入れ替わって世界首位となり、インドが日本を抜いて3位になると予想している。