日本のために今~エネルギーを考える~ 有識者に聞く(2-1) (2/6ページ)

2014.2.8 05:00

 日本が原発を使い続けていくためには、原発に関してのさまざまな誤解や必要以上の恐れを解決しなければなりません。放射能への恐れがあれば、放射能についての正しい知識を伝えていかなければなりません。例えば医療をはじめ、日常生活のいろいろなところで放射線が使われています。自然放射線量も日本では年間2.5ミリシーベルトあります。従って、冷静に考えれば、1ミリシーベルト以上のところを除染することの無意味さがわかります。そういうことを積極的に広報していく必要があると思います。放射能は決して軽く見てはいけません。同時に恐れすぎても駄目です。放射能の実態をきちんと見て正しく伝えることが、原発の安全文化の基本になると考えます。原発は発電時に二酸化炭素(CO2)を出さない環境を守るエネルギーです。日本はついこの間まで原発の比率を高め、CO2排出を25%削減するといってきました。にもかかわらず、世界が原発を推進するなかで、日本は原発をゼロにすべきだとの声があります。それは現実的に可能なのか。一度冷静になって、地球全体に目配りしつつ考えるべきです。

 原発が止まり、すでに電気料金が2割から3割上がっています。現在の値上げ幅は原発再稼働を前提に小さくしており、再稼働できない場合さらなる値上げが必要です。

 原発に関して、「大企業や電力会社がもうけているだけ」「私たちには関係ない」と考える人がいるかもしれません。しかし、再値上げの場合、中小企業は圧迫され、日本からものづくりは消えていき、家族が働く職場がなくなる可能性があります。そうなったら遅すぎるのです。

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