フィリピン 酒・たばこ増税、赤字削減に貢献 13年物品税徴収額2倍 (1/2ページ)

2014.4.1 06:38

 フィリピンは、昨年から実施している酒・たばこの物品税増税が財政再建に寄与した。同国財務省によると、2013年の物品税の徴収額は1009億ペソ(約2320億7000万円)に達し、12年の568億ペソから約2倍となった。13年の財政赤字は12年に比べ32%縮小して1641億ペソとなり、酒・たばこの増税が赤字削減に大きく貢献した。現地紙マニラ・ブレティンなどが報じた。

 同国政府は12年に国民の健康増進と税収増を目的に改正法を制定し、翌13年から酒・たばこの物品税の値上げを実施していた。13年の改正法による税収押し上げ効果は514億ペソで、政府の事前予想341億ペソを大きく上回った。押し上げ効果の内訳はたばこが421億ペソ、酒が93億ペソとなっている。

 また、同省は13年のたばこ製造業者の工場出荷量が490万箱となり、前年の580万箱から15.5%減少したと指摘。喫煙者の減少にも貢献したとしている。

世界銀行はこうしたフィリピン政府の取り組みを高く評価している

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